「身に覚えのない有料アダルト情報利用料等を請求された」との相談が急増しています。
内容は脅迫的な文面がほとんどであり、「払わないと自宅まで押しかけるぞ」などと、完全に脅し文句の内容の請求もあります。
その文面の恐ろしげな文言に脅えて、「数万円なら…」と、支払ってしまった人も多く見られます。
請求金額が比較的支払い可能な額になっているところがポイントであり、いかにも「正当な請求」と錯覚してしまいます。
■架空請求の対処方法
架空請求が来ても徹底的に無視することが一番良い対処法です!
絶対に相手に連絡したり、要求に応じないようにしましょう。
一度、請求に対し支払いを行うと「支払う人」として”カモリスト”に追加され、色んな業者から請求が来るようになってしまいます。
また、請求が何度も続く場合や家に押しかけてくる等の不当な取立行為があった場合は,警察へ届けてください。
また市民生活センターに相談が寄せられた事業者名を公開しているサイトもありますので紹介したいと思います。
平成17年5月現在業者名簿
■無視できない架空請求!?
最近無視してはいけない架空請求があると、噂になっています。
どういうことでしょうか??
実は最近、有料サイトを運営する悪質業者が,利用料等の支払いを求める少額訴訟を起す事例が他都市で出始めています。
これは,60万円以下の金銭の支払いを求める訴えを簡易裁判所に起すことにより,1回の裁判で判決の出る制度を悪用したものです。
つまり,そのサイトを利用した心当たりがなくても,裁判所から「口答弁論期日呼出及び答弁書催告状」が送られてきても、何もしないで放置すると、相手方が訴えた通りの判決となってしまい、「金銭支払いの義務」が、裁判所によって確定してしまうのです。場合によっては給料や財産の差押さえ等をされることもあります!
このような書類が裁判所から届いた場合は
・心当たりがなくても指定された日に裁判所に出頭してください。
その裁判所が遠方の場合は,近くの裁判所に「移送」を求めることができます。
・事前に裁判の進め方について消費生活センターや弁護士などの専門家に相談してください。
・警察にも連絡しておいてください。
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